♪サッちゃんがね 遠くへ行っちゃうって
ほんとかな だけど ちっちゃいから
ぼくのこと わすれてしまうだろ
さびしいな サッちゃん♪
という歌が最近、気になっている樹里。刺激的な言葉だけれど、自分の経験と重なりそうな重ならないような微妙な距離感があるみたい。
先日、職場で同僚が別の部署に行ってしまう、淋しいな、と私が話していると、
「サッちゃんみたいやな」
その通り。よく分かるねえ。まあ、別に遠くというわけでもないのだけれど…。
「でも、マミーは歩けるでしょ。樹里は歩けるよ。」と部屋の中をすたすた歩く樹里。
歩けるんだったら、すぐに会いに行けるから淋しくないということですか…。さすがリアリストの樹里。
周りがどんどん変っていくことに、沈んでいる場合じゃないということね。
『アナと雪の女王』
♪まわりはこんなにも 冷えてるのに
ほっとしているの さびしくないわ
ありのままの姿見せるのよ
ありのままの自分になるの
わたしは自由よ
これでいいの 少しも寒くないわ♪
アナがこれまで縛っていた自分を解放して、ありのままの自分になるの~、と歌い上げる感動的なシーン。でも、リアリストの樹里は、すかさず、
「寒いよぉ!ダメよぉ!Frozenに行って、『寒いよ』って言わなあかんなあ。手袋しなダメよぉ。Unizumi (別のアニメ番組) も手袋してたよぉ。」
と真剣なツッコミ。
何かと淀みがちな風景の中にいるのだけれど、樹里の健康的なリアリスト精神にぐんぐん引っ張られそう。どこに連れて行かれるのやら。
でも、一人でいる時は、もう、ちょっと淀ませて欲しいなあ。